壮士凌雲―高みを目指して―

ロードバイクに関する備忘録的な日誌

初めての富士ヒルはゴールドリングゲットならずもブロンズメダルをゲット!

初めてMt富士ヒルクライムに参加してきました。全国から集まってくる参加者数は1万人以上のビッグイベント。私は初参加にも関わらずゴールドリングのゲットを試みて去年の10月ごろから練習を積んできました。

直近の練習で好タイムを出してきてゴールドの基準タイムの65分に少し届かないかな?っというところからギリギリいけるかも?という期待に変わっていました。

前日の夜にホテルで生クリームあんパンを食べて就寝。これなんで食べたんやろ?朝食には多いと思って食べたんやけど置いとけばええやん、っと思ったのは袋を開けてからでしたw

当日は3時起床予定が2時30に目が覚めた。朝ごはんはフルグラと萱沼パンのサンド2個。ちょっと多かったかも。昨日のあんパンがお腹に残ってるし。フルグラはホテルにスプーンが無かったのでお箸で食べました。

3時過ぎにチェックアウトして会場へ。駐車場に行く前にスタート地点を見ておこうとスバルラインへ向かったけど当然封鎖されていました。仕方なく駐車場へ行って、雨が降っているし、しばらくは何もせずに車で待機。トイレへいって着替えして4時30からローラーでアップ。今回は30s毎にパワーを上げていって400wまで上げて終了。無事に400wまで上がったので調子は悪くないと感じました。

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5:30に会場へ向かった。そういえばSさんと何時に待ち合わせしてたんやろ?っと急に不安になって急ぎ気味で会場入り。しかし、Sさん見当たらず。当日荷物預けのNくんの荷物にスマホを入れてもらうはずなのに。その前に荷物預かりの時間に間に合うのか?っと探し回っていたかど見つからず。荷物預かりの受付時間終了。あー、どうしようかな?っと思ったところでNさん登場。慌ててトラックに積み込む前に荷物を放り込んでギリギリセーフでした。どうやら駐車場の渋滞に巻き込まれて、その上に駐車場から会場への道中にSさんがグレーチングで落車したそう。Sさんは医療テントで手当てをしてもらって無事に出走できるみたい。軽傷なのか、いずれにしても出走出来るので良かった。その後は7:15のスタート時間まで談笑。しかし、ものすごく寒い。ガタガタ震えてくるので早くスタートしたかった。

そして、いよいよスタートの時。

いつも不安なクリートキャッチも上手くはなかったが悪くもなく、無事にスタート。位置取りも集団右側で悪くない。

強豪チームのロードロさんがいいペースで走っていくのでついていく。パワーは300w前後。ちょっと高い。つくかどうか迷っていると離れる。斜度が上がれば追いついて、緩んだら離れる。俺あかん走りやん。と思うけどどうにもならん。一合目下駐車場までは抑えめで行くと決めているので無理してついてはいかない。

5kmのラップはステムに貼ったペース表通り。いいペースなので無理して追う必要はない。サイコンのパワー表示が頻繁に0wが出る。ケイデンスも同時に0になってるのでサイコンとの接続が不安定みたい。なので平均パワーの数値があてにならない。この平均パワーは私にとっては大事な指標なのに。気にしても仕方がないので3s平均パワーと平均スピードを見て走ることにする。中盤は完全に単独走。前走者を抜くときにドラフティングを使うけど一瞬だけ。たまに抜かれた人につくけどすぐに離れる。ほら、追いついてきて抜いていかれるので明らかに私が遅い。10kmラップで数秒の遅れ。誤差程度。まだいけてる。いいペースや。ただパワーが上がらんな。単独走の時間が長い。平均速度は20.8〜20.9km/h。ちょっと遅いよな。15kmラップでは大きく遅れて1分の遅れ。やばい。この辺りから余裕がなくなってきたせいか急に脚が回り出した。パワーは250w前後で低いけどなんかいい感じ。大沢駐車場の太鼓の応援も力にはならず。ここからは急斜度区間。7〜9%の普段ならなんでもない坂やけどここまで走ってきた脚にはキツい。インナーローで踏ん張る。20kmラップでも同じく1分の遅れ。ヤバいぞ。奥庭駐車場前の直坂が最後の踏ん張りどころ。

奥庭駐車場手前で50分ジャスト。なんとかなるか?駐車場真横では30sぐらいの遅れか?最後の坂が思ったより短い。キリが濃くて先が見えないのが災いしたか。苦しいけどなんか肩透かしを食らった。ここから平坦。遅れを取り戻したい。前の集団に追いついて、くっついていく。速度は40km/hオーバー。もっと出したいけど単独では絶対に無理なのでもどかしいけど後ろにくっついていく。3つ目のトンネルを抜けて最後の登坂。ここでトレインから外れて先を急ぐ。カリカリとディレイラーの音がするのでシフターを半分動かしたらインナーに落ちてしまった。慌てて変速するけど数秒タイムロスしたな。ここで無情にサイコンがゴールドの1:05を示した。ゴールドが無理だという現実を見た絶望感から力が抜けそうになったけど、まだ入賞がある!っとなんとか気持ちをつないでペダルを踏み込んでいく。この坂は思ったより長かった。バテながら(心の中で泣きながら)ゴールラインを過ぎた。ゴールドを逃した不甲斐なさからその場に座り込みたかった。なんとか立ちって疲れきった脚をなんとかサドルを跨いでバイクを押してゴール預かりの荷物まで行った。マジで泣きそうだった。目標を達成したであろう選手が歓喜の声を上げていた。

そうしたらSさんがゴールしてきた。目標のシルバーを達成したとのこと。このときは素直に心から嬉しかった。おめでとう。目標を達成した人の表情は素晴らしいな!

真冬の通勤装備に着替えて、富士山メロンパンを買った。自分の分と家族の分。

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この時点ではまだスマホが無かったので画像は後で撮影したやつです。

まあ、ゴールドは逃したけどやれるだけはやった。自分の力不足。反省点は多々あるけど。オモちゃんと合流した。選抜クラスはやはりめっちゃ速かったらしい。恐るべし。オモちゃんもSさんもNさんも私もみんなシルバーでした。

五合目は手の震えが止まらないぐらい寒かった。そして雨の中の下山。カーボンホイールの初めての雨で不安だったけど意外といけた。

下山の間は反省ばかり。落ち込んで会場まで戻ってリザルトを確認。自分の名前がない。入賞も無理だったのか…っとリザルトの下から上に視線を移したらなんと自分の名前が!想定外の年代別3位!一気に心が晴れてご機嫌になりました。喜びの中オモちゃんと一緒に吉田うどんを食べた。この味は一生忘れないと思う。

そして表彰式。裏の控えテントでは皆さん強豪選手なので知り合いらしい。会話のレベルが高くて驚き続き。明らかに場違いな所にいるw

1時間近く待ってようやく自分の表彰式がきた。雨の中、寒いのにオモちゃんが待っていてくれた。ありがとう。

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来年は出ないつもりだったけど1日経った今日では考えが変わった。来年は必ずゴールドを獲りに行くぞ。

今回の失敗は消極的な走りだったことに尽きる。自分より少し早いトレインに乗っていけるところまで行けば良かった。余裕でゴールドを獲れる力はない事は分かっていたはずなのに。来年は前半で貯金を作れるように積極的に走るぞ。

今は次の石鎚山HCで今回と同じ失敗をしないように練習を重ねていこう。今週は回復にあてるけどね。