壮士凌雲―高みを目指して―

ロードバイクに関する備忘録的な日誌

石鎚山ヒルクライム②

会場に着いてウロウロしたけどメイタンとかの補給食が見つからない。サービスで振舞ってもらったメダリストを飲んで荷物をゴール預かりに預けた。そしたらワイズロードのブースに売っていたwもう財布はトラックの中やし…

空腹感はあるが朝食は摂っているので身体が軽い最高の状態と思うことにした。途中の休憩場所にメイタンがあるはずなのでそこで補給することにしよう。

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ユニヴェールの人達を見かけたので挨拶をしてスタートを待つ。この待ち時間が長い。

今回の作戦は先頭グループに死ぬ気で着いていって、着いていけたら上位フィニッシュ。途中で力尽きたらお終い、という作戦。「玉砕作戦」と名付けておいた。バンザイアタックでも良かったか。今回も前回同様、40歳代の元気なおじさん達は人数が多いので2グループに分かれて時差スタート。ここで着いていこうと思っていた自分より早い人の高知のO部さんが自分と違うグループということが発覚!作戦開始前に作戦崩壊…w

しかもスタートに整列したら2列目。もう少し後ろが良かった。さらに事前に調べていた自分より早いと思われる人達は少し後ろにいる。その人達より遅くスタートラインを越えたかったのだが…もう作戦が滅茶苦茶。今更どうしようもないのでとにかく先頭に立つのだけは避けようとスタートした。

スタートすると、ドM組合の2人がローテーションしながら先頭を引く。ローテに加わらないのは悪いので加わろうとするけど入れてくれない。それならと、後ろで楽をさせてもらうことにして3番手から4番手を走る。私の前を走っている人はスタート前に両足のクリートを嵌めてスタンディングで止まっていた凄い人。こんな人初めて見た。サガンか⁉︎サガンと言えばドM組合の2人の内の1人は事前に調べていた早い人。この人は見た目がサガンみたいでカッコイイ。ワシもあんな髪が欲しいゾw前半の平坦区間でもアップダウンがある。そこで少しペースが落ちる。やはり2人のローテではキツそう。けど変わってくれそうもないし誰も前に出ないので私も温存。

平坦区間が終わっていよいよ登坂区間。ここで早い人達が前に上がってくる。しばらくしてドMのサガンさんも後退。ほら、あんだけ引いたら無理だろ。私の前には3人。

本格的な登りに入るとずっと4番手。

後ろは誰もいない。前の3人は自分より格上なので絶対に前に出ない(出れない)。

前の人の後輪だけ見てひたすら走る。

心拍は95%ぐらい。やばいけど今日は死ぬ気で着いていくと決めているので後のことは

考えずについていく。トンネルを3本超えたら第1区間のゴールのはずですが、何本目かも

わからない。限界は超えているのに、この人たちのペースは落ちない。クソ早い。

斜度が緩いのでずっとシッティングでいくがときどきダンシングをして違う筋肉を使う。

とにかくハスらないようにだけ気をつけて、必死で食らいついて行った。

3本目のトンネルの途中でペースが上がった。もうゴールも近い。けどついていけない。

ここは見送ってしまった…必死にもがけばついていけたかもしれません。

タイムは28:44.40

勝負事でタラレバは禁物ですがこの差がリザルトに現れます…

第1区間ゴール後、軽く下って休憩所でストップ。この下りで前走者に一度も前に出れなかった

ことをお詫びして少しお話をした。

休憩所で水をもらってメイタンとか補給食を探したけど今年はあめ玉だった…

またしても想定外。仕方がないのでアメをなめた。

休憩する時間が悩ましい。出来ればたっぷり休憩したい。けど休みすぎると脚が重くなるし心拍もあがらなくなる。去年は10分休憩したので今年は5分でリスタートすることにした。

すると高知のOさんがスタートしていったので絶好のペースメーカーを逃してなるものかと

後を追うようにスタートした。下りを飛ばして、Oさんに合流。Oさんより後ろで第2区間のスタートライン

を通過してついていけたら自分の勝ち、というのを目論んだが、思いのほかOさんが安全運転。

下りの勢いを利用してスタートしたかったこともあり、Oさんより前でスタートラインを通過してしまった。

その後すぐに抜かれた。やはり強者のOさんはレース巧者だなあ。

しばらくついて走っていたけど、Oさんのペースがあがらない。第1区間の先頭集団と走った感覚から

ペースを上げないとあの人たちに勝てないと思いOさんの前に出た。ペース配分なのかどこか具合が悪いんだろか。

おそらく背後についているだろうと振り向かずに、必死に足を回した。振り向くとプレッシャーを受けるみたいで

怖かったので。第1区間のパワー感覚を思い出しながらド必死で走った。何箇所か勾配が緩むところがあるのでそこは手前からスピードを乗せることを心がける。

給水所で水を受け取った。けど飲むときにむせた。喉が苦しかった。飲むんじゃなかった…

そうこうするうちにラスト2kmを過ぎた。この先には勾配10%越えの坂がやってくる。

毎年この坂で泣きそうになってる私の中の最大の難関。今年はシッティングでクリア。

ただダンシングをする脚が残ってなかっただけですが、泣きそうになることはなかった。

この坂を超えれば少しの下り。ここでは30km/hを超えたかったけどギリ30km/hぐらい。

その後も勾配11%となるけど、もうゴールまで1kmを切っているので必死で耐え抜く。

スパート予定地点がきた。けど無理。スパートできない。全然力が出ない。

のこり100m看板通過。ここからは行くしかない。下ハン、そして、ダンシング…が出来ない。やっぱり無理。仕方がないのでシッティングでスパートしてゴール。ここまで脚を使ったのは初めてなんじゃないかな。

タイムは25:52.17

合計タイム54:36.57

これは事前の自分の予想タイム55:30を大幅に上回ってる。表彰台にのるなら54分台と思っていたがその54分台が出てる!

当然テンションアップ。

ゴール地点に毎年いたレッドブルギャルを探すが今年は来ていないみたい。

レッドブルをもらえると水分補給のあてにしていたのに…

今回は想定外が多い。

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今年は綺麗に石鎚山の山頂「天狗岳」を見ることができた。3回目の参加で初めて。

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一緒に参加していた会社の後輩がゴールするまでSTRAVAのフォロワーのAさんと談笑して過ごした。

下山のために列に並ぼうとしたら白石ロッジで冷たい甘酒を振る舞ってくれた。

とても美味しかったので2杯頂いた。

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白石ロッジを見たのも初めて。ゴールの先はこうなっていたのか。過去2回はキリで全く見えなかった。

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下山もAさんと談笑しながら楽しく下った。

スタート会場に到着して、うどんを食べながらリザルトをスマホで確認。

6位だった。うれしいけど3位を期待していただけに落胆も大きく、テンションはガタ下がり。

5位とは8秒差。第1区間でゴール前に千切れたことが悔やまれます。

3位とは23秒差。過去17位、16位と来ての6位なので充分な結果だと思いますが

悔しいのは悔しい。惜しいチャンスを逃した。

BOSSがLINEで順位を聞いてきたので

6位。残念。

と送ったら、

すごいやん。おめでとう。残念って何位を狙ってたんよ。

と返ってきた。喜んでくれたことでちょっと救われたし、カレラを買ったので結果を出さないと、というプレッシャーもあったのでホッとした。

また、全クラスをまとめた総合順位でリザルトの1枚目に載れたこと(総合23位)は満足。

けど、2年前は表彰台を逃して悔しがる自分がいるとは思ってもみなかったな。

人間努力すれば何でも出来るな。

相手は同じ年代の社会人。プロとか若い連中じゃない。同じおっさんとの勝負やし、いつかは表彰台に立ってやるぜ。

 

 

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